2ntブログ

彼女は教えてくれた、何も変えられなくても始められる恋があることを。

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同じような日々が繰り返される中で、出逢ってしまった女性。

何度も強敵を倒し、それなりの名声を手にしたけれど、誰もが
寝静まった頃に帰る家で、一人でいる以上に感じる孤独感。
満たされない心。

「明日はどんな敵が待っているのだろう・・」
そんな一人の冒険者がいた。

そんな時、ひとつの防具屋が開業したばかりの街に立ち寄る。
少し緊張した面持ちで、迎えてくれた女主人は、すぐに男のひび割れた
鎧に気付く。

「こちらを試されてみては?」
勧められるままに身につけた鎧が、あまりにも自分に合うことに驚く。

それ以来、男は女主人に心惹かれ、何度もこの街を訪れることになり
いつしか冒険を忘れ、同じ街で武器屋を営むことになる。

「もう冒険には出ないのですか?」
「僕にはもう救いたいと思うお姫様も、守りたい国もないのです」
教会の裏で静かに寄り添いながら、そんな会話をするふたり。

男の物語は、一人の女性の出現によって、思わぬ展開をみせる。

踏み入れてはならない領域で、最後の冒険が始まっていた。

テーマ:不倫 - ジャンル:恋愛




こんばんは、
武器屋の女主人と聞いて、ピンと来なかったのですが
そうでしたか、そうきましたか^^
最後の冒険の行く先気になります。

彼を教会に例えたのは、私を生き返らせてくれたから。
そして進む道のセーブポイントでもある。
実際彼、洗礼受けてるんですけどね^^;

【2006/07/18 23:32】 URL | しの #-[ 編集]
>しの さん。
教会・・ なるほど。
彼さんは洗礼を受けて、聖職者の道へ。
そして、病んだ心と体を癒してくれるのですね。
うーん、教会の裏でいちゃいちゃするのは止めておこうっと。(笑

人生はマルチエンディングですからね。
どこでどんな分岐が待っているか分かりません。
お互いに武器と防具を選んであげて、馬車に乗り込んで旅立つかも
しれませんね。あ、そのときはポーションじゃなくて薬草にします。

駄文にコメントありがとうございます。 
【2006/07/19 00:30】 URL | 奏 #MJ6om0lM[ 編集]















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